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「責任あるAI」とサイバーセキュリティを企業リスクマネジメントにどう組み込むか
企業にとって、AIの積極的な利活用とリスク管理は、二者択一ではありません。テクノロジーリスクの多面性に留意しつつ、AIガバナンスとサイバーセキュリティを人・データ・技術・バリューチェーンを横断する一つの企業リスクとして統合的に管理することが有効です。このような企業リスクマネジメントにあたっては、技術部門だけではなく、内部統制・ガバナンスに関連する担当者・プロフェッショナルにも積極的な役割が求められています。 AIの普及が問い直す企業リスクマネジメント 生成AIをはじめとするAIは、文書作成、翻訳・要約、契約書レビュー、顧客対応、採用・人事評価、生産設備の制御など、企業活動の幅広い場面に浸透しています。AIは業務の効率化とイノベーションを促進する一方、誤情報、差別、プライバシー侵害、知的財産権侵害、情報漏えい、安全事故、犯罪利用など、複合的なリスクも生じさせます。 また、AIシステムは大量のデータ、クラウドサービス、外部モデルやソフトウェアに依存し、サイバー攻撃の対象・経路にもなります。AIが攻撃の自動化や精緻化に用いられる一方、AIへのデ
9月3日


EUを超えた「責任あるAI」に関する新たなグローバル基準-高度なAIシステム開発に関するG7広島プロセス国際指針と日本における適用
この記事は、国際法曹協会(IBA)のウェブサイトにおいて発表された弊職の論稿 “New global norms on responsible AI beyond the EU: the G7 Hiroshima Process international guiding principles for developing advanced AI systems and its application in Japan”を和訳したものです。正確な内容は英語の原文をご参照ください。 ビジネスと人権の視点からの「責任あるAI」ルールの重要性 私たちは、人工知能(AI)によって加速化されるイノベーションの急速な進展を経験しており、生成AIや汎用AIが現在その最前線にあります。 AIは経済の発展を促進し、社会的な課題を解決する一方で、社会・人権に対する様々な負の影響をもたらす可能性があります。AIアルゴリズムの中にバイアスが潜在的に存在し、社会的に脆弱な人々に対する差別を助長する可能性があります。また、AIはプライバシー権や著作権を侵害する可能性もありま
2024年2月4日


AI・テクノロジーがもたらす社会課題と戦略法務の実践方法
AI等テクノロジーがもたらす様々な社会課題 Chat GPTなどの生成系AIをはじめとして,AIによる機械学習に関する技術の進展より,認識・意思決定・応答のプロセスを通じた自動化の精度が飛躍的に向上し,様々な場面でAIが利活用されるようになっています。AI技術は,ブロックチ...
2023年4月26日


サイバーセキュリティに関する平時・有事の法務対応
I.なぜサイバーセキュリティにおいて法務対応が必要か? デジタル化が急速に進展する中で、企業がサイバー攻撃を受けた場合、企業の事業に支障が生じるのみならず、個人情報・機密情報の漏えい、取引先などへの伝播、ひいては社会全体のインフラへの影響が生じる場合もあり、企業価値の毀損に...
2021年1月28日


デジタル・プラットフォーマーを巡る法的課題と対応
デジタル・プラットフォーマーとは何か? インターネットの普及を通じて、デジタル・プラットフォーム(以下「DPF」)と呼ばれるICT やデータを活用して第三者に「場」を運営提供するサービスが拡大しています。DPFには、オンライン・ショッピング・モール、インターネット・オークシ...
2020年7月24日


AI等テクノロジー導入における法務対応
1.AI等のテクノロジーの進展がもたらす社会課題 AI(人工知能)による機械学習に関する技術の発展より、認識・意思決定・応答のプロセスを通じた自動化の精度が飛躍的に向上しています。その結果、AIをはじめとする最新テクノロジーが様々な企業活動において利用され始めています。特に...
2020年6月28日
















